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ANA、16年3月から京都吉兆の機内食 「コノシュアーズ」新メンバー

 全日本空輸(ANA/NH)は9月から、機内食のプロデュースチーム「ザ・コノシュアーズ」に、京都吉兆の徳岡邦夫・総料理長など新たなメンバーを加える。参加するのは徳岡氏を含め計4人。総勢25人のメンバーで、ワンランク上の機内食を提供する。

「ザ・コノシュアーズ」に参加する京都吉兆の徳岡邦夫・総料理長(ANA提供)

 徳岡氏は軽食を担当。日本発の欧米路線ファーストクラスで2016年3月から、軽食メニューをプロデュースする。徳岡氏は吉兆創業者の故・湯木貞一氏の孫で、1995年から京都吉兆の総料理長を務めている。

 フレンチを担当するのは、東京・銀座のレストラン「ESqUISSE(エスキス)」のシェフ・エグゼクティブ、リオネル・ベカ氏。日本発の欧米・シンガポール路線ファーストクラスで、12月からプロデュースする。2016年2月まではフランス産と国産食材を使用した「ブルターニュ産オマール海老のポシェ レフォールソース」と「和牛ホホ肉のブレゼ トリュフの香り」を提供する。

 中国料理を担当するのは、東京・汐留のホテル、コンラッド東京内の中国料理レストラン「チャイナブルー」の料理長、アルバート・ツェ氏。成田と羽田の「ANAスイートラウンジ」で、12月からプロデュースする。

 老舗エスプレッソブランド「illy(イリー)」を展開する伊イリカフェ社のアンドレア・イリー社長兼CEO(最高経営責任者)は、コーヒーをプロデュース。9月から欧米・シンガポール路線のファーストクラスで提供する。日本発と現地発で用意する。

 ザ・コノシュアーズは有名レストランのシェフ、酒やコーヒーの専門家、ANAのシェフからなるチームで、2013年9月に発足した。2014年9月にはメンバーを入れ替え、26人のチームで和食を充実させた。

12月から16年2月まで提供するリオネル・ベカ氏のフレンチ(ANA提供)

関連リンク
THE CONNOISSEURS [1](全日本空輸)

ANA、機内食充実へ 「コノシュアーズ」新メンバー4人 [2](14年7月26日)