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JALの15年7月実績、国際線利用率81.3% 国内65.7% 韓国線MERSで大幅減

 日本航空(JAL/JL、9201)が8月26日に発表した2015年7月の利用実績によると、国際線の旅客数は前年同月と比べ4.5%増の69万8352人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は1.0%減の40億5644万5000座席キロ、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は5.7%増の32億9782万5000人キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は5.2ポイント増の81.3%だった。

15年7月の利用率が国際線81.3%、国内線65.7%だったJAL=15年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 これまで低調だった欧州路線は、日本発が前年を越え順調だった。韓国線はMERS(中東呼吸器症候群)の影響で前年を大きく下回った。海外発では中国線と東南アジア線、豪州線が好調だった。

 韓国線は、李明博前大統領による天皇侮辱発言や島根県竹島の領土問題などにより高まった嫌韓感情や、朴槿恵大統領による反日政策の影響で低迷が続いている。

 国内線は旅客数が1.1%増の266万5095人、ASKは0.5%増の30億8671万5000座席キロ、RPKは0.8%増の20億2938万人キロ、L/Fは0.8ポイント増の65.7%となった。

 方面別では、国際線でL/Fが最も高かったのは