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日本貨物航空の747-8F、成田到着 5日遅れで

 日本貨物航空(NCA)のボーイング747-8Fの同社向け初号機(登録番号JA13KZ)が8月2日、予定より5日遅れで成田空港に到着した。

 NCAは747-8Fのローンチ・カスタマーとして2005年に発注。7月25日に米国シアトルにあるボーイングのエバレット工場で初号機を受領した。当初は28日に成田空港へ到着する予定だったが、「手続き上の都合」(NCA)でずれ込んだ。

成田空港に5日遅れで到着した日本貨物航空の747-8F=8月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 8月中旬までにアジアと北米路線に投入予定で、14機を発注済み。今回のデリバリーフライトでは、通常のジェット燃料に使用済み食用油由来のバイオ燃料を15%混ぜたものを第1エンジンに使用した。

 747-8Fはこれまでの747-400Fと比べて消費燃料や運航コスト、二酸化炭素(CO2)排出量を削減。トンキロあたりCO2排出量を16%削減し、騒音域は30%縮小した。一方、貨物搭載量は16%増加している。エンジンはGE製GEnx-2Bを搭載する。

日本貨物航空の747-400F(手前)とすれ違う747-8F=8月2日月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

デリバリーフライトでバイオ燃料を使用した日本貨物航空の747-8F=8月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

バイオ燃料を使用した第1エンジンにステッカーが貼られた日本貨物航空の747-8F=8月2日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
日本貨物航空 [1]

日本貨物航空、747-8F初号機を受領 バイオ燃料でデリバリー飛行 [2](12年7月26日)

【お知らせ】
写真を追加しました。(2012年8月2日 18:24 JST)