IATA(国際航空運送協会)が現地時間7月2日に発表した2015年5月の世界旅客輸送実績によると、国際線と国内線の合計で、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は対前年同月比6.9%上昇、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は6.5%上昇した。ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.3ポイント上昇の79.3%だった。
IATAのトニー・タイラー事務総長兼CEO(最高経営責任者)は5月の結果について「概ね好調だった」と分析する一方、「今後数カ月はギリシア通貨危機や、アジア太平洋地域での貿易活動の低下などで需要の落ち込みが予想される」としている。
国際線と国内線の合計を地域別で見ると、アジア太平洋地域はRPKが