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787初号機が1位、嵐はなぜか9位 先週の注目記事15年6月21日-27日

 6月21日から27日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、中部空港(セントレア)へ“里帰り”したボーイング787型機の初号機の写真特集でした。

中部空港へ到着したボーイングの787-8飛行試験初号機ZA001=6月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ボーイングから中部国際空港会社へ寄贈されたのは、787-8型機の飛行試験初号機(ZA001、登録番号N787BA)。22日午後にセントレアへ到着しました。中部空港会社では展示を検討していますが、現時点では具体的な方法は決まっていません。

 2位もZA001の記事で、到着時のものがランクイン。今回操縦を担当した3人のパイロットのうち、2人はZA001が初飛行時にも操縦したボーイングのテストパイロットでした。セントレアで開かれたトークショーにも、多くの人が集まっていました。

 3位は日本航空(JAL/JL、9201)の787-9の写真特集の機内・機体編。ZA001の関連記事として読まれました。

 このほか、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)の国内LCC初となる羽田就航の正式発表が4位と7位に入ったほか、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)の「空飛ぶ集中治療室」も読まれました。

 9位に入った、嵐の大野智さんがデザインしたJALの特別塗装機の記事ですが、ジャニーズ事務所が相変わらず写真掲載で報道の自由を阻害したことにより、思ったより伸びませんでした。ストーリー性のある、ほのぼのとしたイラストだっただけに、ぜひ記事で多くの方に実機を見たいと思っていただきたかったです。読者の方の中には、実機を見たくても見に行けない方もいらっしゃると思います。

 Yahoo!ニュース配信時に関連記事として載せた「ダッフィー」の特別塗装機や787-9の方が読まれたのですが、仮に嵐の特別塗装機の機体写真を制約なく載せられていれば、まったく違った結果になっていたでしょう。

 クライアントであるJALは、当然こうした機体写真の露出減少を望んでおらず、芸能事務所側がクライアントに平然と迷惑をかける独善的な価値観は、まったくもって理解不能です。

 本件は報道の自由の阻害行為でもあります。弊紙が強く抗議したのは言うまでもありません。多くの人がネットでニュースを知るご時世に、いったい何を考えているのでしょうか。

1. 歴史的な787初号機、セントレアで余生 写真特集・ZA001中部到着 [1]