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成田空港、2タミ直結駐車場増築 LCC利用促進へ

 成田国際空港会社(NAA)は6月25日、第2ターミナル地区の駐車場を拡張し、アネックス(別館)を設置すると発表した。第3ターミナルの需要増に伴うもので、受け皿を増やしてLCCの需要拡大を図る。

第2ターミナル直結の北附属棟(完成イメージ図、NAAの資料から)

 第2ターミナルに直結するP2のうち、北棟を拡張して「北附属棟」としてオープン。普通車655台を収容する。オープンは8月1日午前5時。料金は従来のP2と同額で、深夜早朝割引を適用する。

 P2はこれまで、583台収容の北棟と852台収容の南棟で運用。収容台数は現行の1435台から46%増の2090台となる。北附属棟から第2ターミナルまでは、北棟を経由して徒歩5分程度。第2ターミナルから第3ターミナルまでは徒歩で約15分。ターミナル間は無料の連絡バスを運行している。

 北附属棟の建設は2014年11月に開始。NAAによると、繁忙期は北棟が満車になることも多いという。

 空港内にはP2を含む5つの駐車場を設置。第2ターミナルに近いのはP2のほか、120台を収容するP3。第1ターミナルへはP1(1000台)とP5(590台)が利用できる。貨物地区にも70台収容の駐車場を設置している。

 空港周辺の高速道路は、2014年4月に圏央道・稲敷インターチェンジ(IC、茨城県稲敷市)と神崎IC(こうざき、千葉県神崎町)間が、2015年6月に神崎ICと大栄ジャンクション(JCT、千葉県成田市)間が開通。常磐道と東関東道がつながることで、茨城県をはじめとする北関東からのアクセスが向上した。

北附属棟から第3ターミナルまでのアクセス(NAAの資料から)

関連リンク
成田国際空港 [1]

成田空港、7月から駐車場割引 夏目社長「LCC支援意識」 [2](14年6月26日)