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機内食を通して見るCAの世界 連載・CREW WORLDのアテンションプリーズ!!(12)

 Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは! 客室乗務員(CA)経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD [1]」です。

 前回は、「CA就活生にオススメのドラマ・映画5選」と題し、CAや航空業界を題材にしたドラマ・映画をご紹介しました(関連記事 [2])。

 さて皆さんは機内食と聞いて、どのようなことをイメージされますか? 機内食といえば、一昔前は「おいしくない」というイメージがつきものでした。

 しかし今や、さまざまなレストラン・外食チェーンとのコラボレーションや、シェフが飛行機に乗り合わせ、レストランさながらの食事を出す航空会社があるなど、注目を浴びています。味もさることながら、各航空会社の工夫を感じることができるのも、機内食の楽しみのひとつですよね。

 今回は現役・元CAに聞いた、機内食を通して見たCAの世界をご紹介します。

CAが遭遇する“機内食あるある”

 機内食を食べ終えたら、トレイの上の小さな容器をきれいにまとめるべきか、迷ったことはありませんか?

各航空会社の工夫が感じられる機内食=15年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機内食のプレートは、カートに一段一段収納していくため、容器を重ねて高くしてしまうと、収納できないことがあります。トレイの上の容器は重ねず、そのままにしておくのがよいでしょう。箸がカートに詰まってしまい、なかなか収納できずに焦ったという“CA機内食あるある”も。気圧の低い機内では、パンの袋が膨らみ、カートに詰まって取り出すのに苦労するというのも、“あるある”のひとつ。

 パンには他のエピソードもあります。欧州ではバケットなど堅めのパンが主流ですが、