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エアバスのブレジエCEO「われわれは債権者だ」 スカイマーク問題で

 民事再生手続き中のスカイマーク(SKY/BC)の大口債権者である、エアバスのファブリス・ブレジエCEO(最高経営責任者)は現地時間5月28日(日本時間同29日)、SKYが29日に東京地方裁判所へ提出予定の再生計画案について、「われわれは債権者だ」とけん制した。(ブレジエCEOの発言の訳に誤解を招く部分がありました。タイトルと本文は修正済みです。2015年5月29日 17:16 JST)

 エアバスが28日に仏トゥールーズの本社で開いた報道関係者向けイベントで、Aviation Wireの質問に応じた。エアバスは2014年7月、SKYが発注していた6機の超大型機A380の契約をすべて解除。7億ドル(約825億円)の違約金を求めている。

スカイマーク問題について「われわれは債権者だ」とけん制するエアバスのブレジエCEO=5月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 一方、SKYは債権者への弁済率を5%前後にするとみられ、ほぼすべての債権を棒引きする内容で調整している。再生計画の対象になる債権は、総額3000億円超となる見込み。

 ブレジエCEOは、「今ははっきりしたことは言えないが、