ANAホールディングス（9202）傘下の全日本空輸（ANA/NH）が5月27日に発表した2015年4月の利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比15.4％増の63万5553人、座席供給量を示すASK（有効座席キロ）は1.7％増の41億2139万2000座席キロ、有償旅客の輸送距離を示すRPK（有償旅客キロ）は11.3％増の29億4996万2000旅客キロ、ロードファクター（座席利用率、L/F）は6.2ポイント上昇し71.6％だった。
15年4月の利用率が国際線71.6％、国内線58.4％だったANA＝15年5月 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire
2014年12月、L/Fの前年割れが11カ月ぶりに止まったものの、2015年1月で再び前年割れ。翌2月には前年を上回り、前年超えが3カ月続いている。
一方、国内線は旅客数が前年同月比1.5％減の274万5663人、ASKは5.0％減の42億4248万3000座席キロ、RPKは0.2％減の24億7659万7000旅客キロ、L/Fは2.8ポイント上昇し58.4％となった。ASKは2カ月連続で前年割れ、RPKは3カ月ぶりに前年を下回った。搭乗率は2013年11月から18カ月連続で前年を上回っている。
方面別では、国際線でL/Fが最も高かったのは