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新関空会社、15年3月期営業益35.7%増 着陸料割引が奏功

 新関西国際空港会社の2015年3月期通期連結決算は、純利益が前期(14年3月期)比18.1%減の195億9100万円だった。前期は伊丹空港のターミナルビル運営などを手掛ける、大阪国際空港ターミナル会社(OAT)の連結開始により、特別利益を計上していたことが減益要因となった。

—記事の概要—
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16年3月期予想は運営権売却控え見送り

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15年3月期決算を発表する新関空会社の安藤社長=5月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 売上高は21.3%増の1538億2200万円、営業利益は35.7%増の442億6100万円、経常利益は52.1%増の332億8600万円と、大幅な増収増益。営業利益に減価償却費を足し戻したEBITDA(利払い前税引き前償却前利益)は、693億7200万円となった。

 関西空港の国際線と国内線を合わせた総発着回数は、4年連続で前期を上回り9%増加。総旅客数も14年ぶりに2000万人を突破し、