Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは！ 客室乗務員（CA）経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD [1]」です。
1月からスタートした当連載。今回で第10回目を迎えました。
前回は、「世界の日本人CAが受けた訓練あれこれ」と題し、世界の航空会社で日本人CAが経験した様々な訓練を取り上げました（関連記事 [2]）。
さて、楽しいゴールデンウィークも後半に差し掛かりましたね。帰省先・旅行先から、飛行機を利用されて帰る方も多いのではないでしょうか。
満席が続くゴールデンウィーク。CAは機内で大忙しですが、そんなCAの癒しのひとつが、搭乗されるお客様の笑顔です。
しかし、この時期、機内ではお子様連れのお客様が不安そうな表情をされて搭乗するのを、よくお見かけします。せっかくの家族の思い出である帰省や旅行。今回は、お子様連れの方に少しでも機内で快適に過ごしていただけるよう、6人のCAに「機内で快適に過ごす7つのコツ」を取材しました。
1. 搭乗ゲートには早めに
子連れで快適に過ごすコツは？＝14年5月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
多くの航空会社で、赤ちゃん連れのお客様向けに優先搭乗制度があります。事前に航空会社へ確認し、当日はこの制度を使って一足先に搭乗しましょう。
ベビー用品などで荷物が多いと思いますので、収納スペースに早めに収納して席につくのがお勧めです。赤ちゃん以外のお子様連れのお客様でも、早めに搭乗しご自身の座席の近くに荷物が収納できるように努めた方が、収納に無駄な労力を使わず、快適な空の旅になると思います。
荷物は大きなバッグにバラバラに入れるのではなく、玩具バッグ・食事関係バッグ・着替えバッグ等と小分けにしたものを大きなバックにまとめ、必要な時にすぐ取り出せるようにすると良いと思います。
2. トイレは必ず出発ロビーで事前に済ます
機内が悪天候などで揺れると、シートベルトサインが点灯します。一度点灯したらサインはなかなか消えず、トイレに立ちたくても立てないことがあります。
お食事サービスの後はトイレがかなり混み合います。お子様はトイレを我慢するのも難しいでしょうから、搭乗前に済ませておきましょう。
搭乗後にCAに離着陸のタイミングを確認し、トイレに行っておくのもよいと思います。
3. 必需品は飴！ベビーフードは食べ慣れたものを
CA皆が口を揃えてお勧めするのは、機内へ飴を持ち込むことです。飴が舐められる年齢のお子様は、