ボーイングは現地時間4月15日、海南航空（CHH/HU）が燃費を低減するプログラム「ボーイング・ウィンド・アップデート（Boeing Wind Updates）」を導入したと発表した。
ボーイング・ウィンド・アップデートを導入する海南航空（ボーイング提供）
機体の軌道や風向き、航路をモニタリングするもので、飛行に最適な風向きを選択し、飛行効率を高める。1回の飛行で200から400ポンド（約90から180キログラム）の燃料を節約できる。対象となる機体は737NG（次世代型737）と777、エアバスA330型機、MD-11など。CHHは保有する787-8（8機）とA330-200（9機）、A330-300（8機）に適用する。
同プログラムは機体サービスとサポートの統合プログラム「ボーイングエッジ（Boeing Edge）」の一部。2014年2月には、カタール航空（QTR/QR）も導入している。
関連リンク
Boeing [1]
ボーイング・ジャパン [2]
海南航空 [3]
・ボーイングと海南航空、バイオ燃料で中国初の商業フライト [4]（15年3月23日）
・ボーイング、カタール航空に風情報サービス 燃費向上を実現 [5]（14年2月18日）
・エア・カナダ、ランディングギア交換プログラム導入 777-300ERなど [6]（14年12月11日）
・ボーイング、ANAの777向けメンテナンスプログラム 無駄を削減 [7]（14年11月4日）
・中国東方航空グループ、737向けモニタリングシステム導入 [8]（14年8月5日）