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ジェットスター・ジャパン片岡会長「羽田より現路線で運営基盤作る」 特集・成田LCCターミナル開業(後編)

 4月8日、成田空港のLCC(低コスト航空会社)専用となる第3ターミナルがオープンした。2012年7月に就航したジェットスター・ジャパン(JJP/GK)も、豪州から国際線を運航するジェットスター航空(JST/JQ)とともに、同ターミナルを利用する。

札幌行きGK101便の乗客を出迎えるジェットスター・ジャパンの片岡会長(右から2人目)と客室乗務員、ジェッ太=4月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
空港コストが全体の3割
黒字化「かなり現実に近づいてきた」

空港コストが全体の3割

 第3ターミナルからの初便を送り出したのはJJP。札幌行きGK101便(エアバスA320型機、登録番号JA14JJ)は、定刻より4分早い午前6時11分に出発した。乗客が搭乗する際は、同社の片岡優会長や客室乗務員、同社のキャラクター「ジェッ太」が見送った。

 片岡会長は同社が運航する20路線(国内線19路線、国際線1路線)のうち、7割の路線が成田発着便であることから、「首都圏の拠点として