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ANAの15年2月、春節期間の中国発40%増 国際線利用率71.0%

 ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)が4月2日に発表した2015年2月の利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比23.7%増の58万6982人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は16.8%増の38億1480万8000座席キロ、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は18.0%増の27億989万6000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.7ポイント上昇し71.0%だった。

15年2月の利用率が国際線71.0%、国内線63.5%だったANA=15年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2014年12月、L/Fの前年割れが11カ月ぶりに止まったものの、2015年1月で再び前年割れ。当月は前年を上回っている。中国の旧正月「春節」期間のみを比較すると、中国発路線は対前年比40%増だった。バンコクやシンガポール便など、ほかのアジア路線も好調だった。ANAでは春節期間を、2014年は1月31日から2月6日まで、2015年は2月19日から25日までとしている。

 日本航空(JAL/JL、9201)の同月と比較すると、ASKは36億3444万6000座席キロ(前年同期比4.0%増)で上回っているが、RPKは28億2106万3000旅客キロ(3.7%増)で下回った。

 一方、国内線は旅客数が前年同月比