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ジェットスター、中部発那覇行き初便93.9% LCC同路線初

 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は3月29日、同社20路線目となる中部(セントレア)-那覇線を1日1往復のデイリーで開設した。同路線にLCC(低コスト航空会社)が就航するのは初めて。日本航空(JAL/JL、9201)とコードシェアを実施する。

滑走路に向かうGK381便=3月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

中部-那覇線初のLCC就航に期待を寄せる鈴木社長(左)=3月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 セントレアで開催した就航記念セレモニーで、同社の鈴木みゆき社長は「これからゴールデンウィークやお盆など、需要増の時期がやって来る。より多くの人に利用してもらいたい」とし、大きな期待を寄せた。将来的な増便については、「需要や状況で検討する」と含みを持たせた。鈴木社長によると、同路線の予約率は好調だという。

 中部国際空港会社の川上博社長は「那覇便はセントレアにとって、札幌便と並ぶ強力なレジャー路線」とし、同路線初のLCC就航を「利用客が待ちわびていた」と地元の期待感を代弁。「さらなる需要の掘り起こしを期待できる。沖縄と中部地域の交流が活発になってもらいたい」と続けた。

 GK381便は中部を午前11時55分に出発、那覇に午後2時15分に到着する。GK382便は那覇を午後3時5分に出発、中部着は午後5時15分。

 中部発の初便となったGK381便は、7番搭乗口を定刻より12分遅発の午後0時7分に出発した。予約時点では満席だったが、乗客169人(うち乳幼児4人)と乗員6人(運航乗務員2人、客室乗務員4人)を乗せて那覇に向けて飛び立った。搭乗率は93.9%だった。機材はエアバスA320型機(登録番号JA06JJ、180席)。

 初便の乗客を対象に、機内で使用するブランケットやバゲージタグ、同便の搭乗証明書などをプレゼントした。

 同社の中部発着便は、1日あたり最大で札幌便と福岡便、鹿児島便が2往復ずつ、熊本便が1往復。

 那覇-中部線の1日あたりの運航数は、日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)が4往復、全日本空輸(ANA/NH)が2往復、スカイマーク(SKY/BC)が1往復。同日からはスカイネットアジア航空(ソラシド エア、SNJ/6J)も、1往復で運航を開始した。

GK381便の搭乗客を迎える鈴木社長(左)=3月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

初便の搭乗率は93.9%=3月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

12分遅れで7番搭乗口を離れるGK381便=3月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

水しぶきを上げるGK381便=3月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

中部を離陸したGK381便=3月29日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
GK381 中部(11:55)→那覇(14:15)運航日:毎日
GK382 那覇(15:05)→中部(17:15)運航日:毎日

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