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ブエリング、席数増やした新客室仕様A320受領

 エアバスは現地時間3月16日、スペインのブエリング航空(VLG/VY)に客室オプション「スペース・フレックス」を採用したA320型機を引き渡したと発表した。VLG向け同オプション採用初号機となる。

ブエリングのA320=15年3月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 スペース・フレックスはA320ファミリー向け客室オプションで、機体後部のラバトリー(化粧室)やギャレー(厨房設備)を効率の良い新レイアウトで配置。座席は従来の180席から6席増の186席で、シート幅は18インチ(45.72センチ)としている。

 今回の引き渡したA320は、2013年8月に受注したもの。エンジンはIAE(インターナショナル・エアロ・エンジンズ)製V2500を搭載。燃料消費を改善する翼端の「シャークレット」を装備した。VLGはA320従来型(A320ceo)を30機、A320neoを32機、計62機を発注している。

 VLGはブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)やイベリア航空(IBE/IB)が所属するインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)のグループ会社。機体はすべてA320シリーズで、90機以上を保有している。バルセロナを拠点に、スペイン国内のほか、欧州や北米、中東に運航している。

186席を設定したブエリングのA320=15年3月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

スペース・フレックスを設定したブエリングのA320=15年3月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

ブエリングのA320=15年3月 PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

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