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三菱航空機、15年4月1日付役員体制と人事

 リージョナルジェット機「MRJ」を開発中の三菱航空機は3月11日、次期社長に三菱重工業(7011)から森本浩通執行役員を迎えるなど、4月1日付人事と組織改編を発表した。(次期社長人事の記事はこちら [1]

MRJの初飛行前に新役員体制に移行する三菱航空機=14年10月18日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 川井昭陽社長と江川豪雄会長は3月31日付で退任し、三菱重工の特別顧問に就く。トップの若返りを図るとともに、4-6月期を目標とする初飛行を前に新体制へ移行し、海外ビジネスに明るい森本氏を軸に海外営業を強化する。

 役員人事では、堀口幸範副社長は代表権のある副社長に、技術本部長の岸信夫副社長は取締役副社長にそれぞれ昇格する。営業本部長の山上正雄常務は米国三菱航空機会長を兼務し、営業本部長職は堀口副社長に移す。また、後任の技術本部長には、二ツ寺直樹副本部長が執行役員に昇格の上、就任する。

 機構改革も実施。コーポレート本部では、総務部と経営企画部を廃止し、各グループと東京支社を本部直轄に変更する。カスタマーサポート本部では、カスタマーサポート企画部を廃止し、プロジェクトマネジメント部を新設する。

 4月1日付の役員体制と人事異動は下記の通り。(役職名・備考・氏名の順で敬称略。異動者のみ氏名横に現職を括弧書き)