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スカイマーク、2月利用率68.6% 減便などで搭乗者数18.1%減

 民事再生手続き中のスカイマーク(SKY/BC)が3月10日に発表した2015年2月利用実績は、ロードファクター(座席利用率、L/F)が68.6%と、前年同月を0.4ポイント下回った。提供座席数が減便やエアバスA330-300型機の運航停止などにより、17.9%減の61万2066席と大幅に減少したことで、3カ月ぶりに60%台に回復した。搭乗者数はこれらの影響もあり、4カ月連続で前年同月を18.1%下回るの41万1029人となった。

2月の利用率が68.6%だったスカイマーク=15年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田発着5路線のうち、札幌線と福岡線のL/Fは前年並みの80%台、神戸線と鹿児島線、那覇線は60%台まで回復した。

 SKYの直行便24路線のうち、L/Fが50%未満の路線は10路線で、全路線最低となる28.5%だった神戸-仙台線など、4割に満たない路線も3路線あった。米子路線は9月1日からすべて運休する。

 羽田と神戸、札幌、仙台、茨城、中部、米子、福岡、宮古、石垣の発着路線ごとの実績や、L/Fが50%未満の路線の詳細は下記の通り。

羽田

 羽田発着5路線のうち、最もL/Fが高かった路線は札幌線の84.2%(前年並み)。搭乗者数は6万6337人(19.4%増)、提供座席数は7万8765席(19.3%増)だった。

 2月1日から全席に座席幅が広い「グリーンシート」を備えたエアバスA330-300型機(271席)の運航を停止し、前年同月と同じくボーイング737-800型機(177席)のみの運航となった福岡線は、L/Fが