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カンタスの747、「世界最短」のラストフライトへ

 カンタス航空(QFA/QF)は現地時間3月8日、ボーイング747-400型機の同社向け初号機(登録番号VH-OJA)を、豪・イラワラの航空機復元協会(HARS)に寄贈する。当日はシドニー国際空港からイラワラ・リージョナル空港に出発。「世界最短のラストフライト」となる。

747を航空機復元協会に寄贈するカンタス航空(写真は同型機)=13年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同機はシドニーを午前7時30分に出発、イラワラ着は午前7時50分を予定している。

 QFAは同機を1989年8月11日に受領した。愛称は「シティ・オブ・キャンベラ(City of Canberra)」。同月17日、ロンドン発シドニー行きで直行便の商業飛行としては最長となる1万8001キロ、20時間9分5秒の世界最長記録を樹立。この記録はいまだに破られていない。

 シドニーからイラワラまでは、直線距離で約77キロ。

関連リンク
カンタス航空 [1]
HARS-Historical
Aircraft Restoration Society

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【お詫び】
3段目で「8月16日、シドニー-ロンドン線に就航」としていましたが、カンタス航空によると、その日は回送便だったようです。お詫びして訂正します。(2015年3月5日 17:20 JST)