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ANAHD、4月から新役員体制 経営管理強化へ

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)は2月24日、組織改編と役員体制の変更を発表した。4月1日付の変更で、新社長には片野坂真哉副社長が就任し、伊東信一郎社長は代表権のある会長に就く。(片野坂新社長の就任会見はこちら [1]

787の模型を手にするANAホールディングスの伊東社長(左)と片野坂新社長=15年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 組織改編ではコーポレートコミュニケーション室を新設し、グループ広報部とグループ総務・CSR部を移行。広報やCSR、SNS・企業広告などを活用して、コーポレートブランドの価値向上を強化する。

 グループ経営戦略室を新設し、従来のグループ経営戦略部を再編。経営企画部と、航空付帯事業と関連事業を所管する事業推進部を新設する。財務企画やIR部の原価・計数機能を、新設する経営管理部に移行し、3部門を同戦略室管下に移管する。戦略立案機能を明確にし、原価・計数機能を融合したグループ経営管理機能を強化。グループ全体の企業価値を向上させる。

 新任の上席執行役員には、ANA上席執行役員の平子裕志氏が就任する。6月の定時株主総会以降は平子氏と上席執行役員の長峯豊之氏が取締役執行役員に就任。株主総会後に正式に承認される予定。

 4月1日付の役員体制は下記の通り(役職、担当業務、氏名の順で敬称略、括弧内は前職。監査役は氏名のみ)。