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CA用語、航空会社でどう違う? 連載・CREW WORLDのアテンションプリーズ!!(5)

 Aviation Wireをご覧の皆さま、こんにちは! 客室乗務員(CA)経験者専用の情報共有サイト「CREW WORLD [1]」です。

 1月からスタートした当連載。前回は、「なぜ飛行機は左側から乗るのか?」を中心に「飛行機と船の深い関係」について取り上げ、飛行機と船で共通する設備等の呼び方をご紹介しました(関連記事 [2])。

 第5回の今回は、航空会社によって異なるCAが使う用語を取り上げます。有名なところでは、機材の呼び方があります。ご存じの方も多いと思いますが、CAは機材ごとに訓練を受け、ライセンスを取得してから初めてその機材に乗務できます。これは機材ごとにドアの仕様や位置が異なるため、保安要員の役割を担うCAはきちんと機内を把握しておかなければならないからです。

 機材の呼び方も、例えばボーイング767型機のことを日本航空(JAL/JL、9201)では「ナナロク(76)」と呼びますが、全日本空輸(ANA/NH)では「ビーロク(B6)」と呼ぶことが多いです。

 JALとANA、同じ日系航空会社でありながら、CAの使う用語も少し異なります。ここでは、JALとANAの用語の違いに外資系航空会社での用語も交えてご紹介していきます。それでは行ってみましょう!

所属しているチームメンバーとのフライト

787のドアトレーナーで訓練を再現するJALの教官。機材ごとにドアの仕様や位置が異なる=14年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JAL:グループフライト
ANA:班フライト

 普段は別々に、そして初めてのメンバーとフライトすることもあるCA。しかし、所属しているチームのメンバーでフライトをすることもあります。そのフライトを、このように呼びます。

客室の責任者