スカイマーク、新役員体制で権限委譲　部長4人を執行役員に

　民事再生手続き中のスカイマーク（SKY/BC、9204）は2月17日、同日付の新役員体制を発表した。これまで西久保愼一前社長ら経営トップが各部門を統括していた体制を改め、各部門現任の部長が執行役員に就き、権限を委譲する。投資ファンド「インテグラル」からの役員派遣はない。

　新任は執行役員4人。田上馨氏が経理部担当、寺田成利氏が総務人事部担当、仙北谷茂氏空港管理部担当、小野輝雄氏がクルー管理部/訓練審査部担当の執行役員に就く。

　取締役の井手隆司会長と有森正和社長、松尾愛一郎執行役員、鈴木圭太執行役員の担務に変更はない。松尾氏と鈴木氏を合わせると、新体制では執行役員が4人増の6人となる。

　同社によると井手会長と有森社長は事業再生に注力し、実務は権限委譲した各執行役員に任せるという。

　2月17日付の新役員体制は下記の通り。