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ボーイング、エティハド航空に787-9初納入

 ボーイングは現地時間12月31日、エティハド航空(ETD/EY)に787-9の同社向け初号機(登録番号A6-BLA)を引き渡したと発表した。

エティハド航空の787-9初号機(ボーイング提供)

787-9のファースト・スイート(エティハド航空提供)

 787-9は超豪華個室付きのエアバスA380型機と同様、新塗装「ファセット・オブ・アブダビ(アブダビの切子面)」を採用。アラブ首長国連邦の文化やイスラムデザイン、建築をモチーフに、砂漠の風景を連想させる色使いで、機体尾部と垂直尾翼には幾何学模様が描かれている。

 ETDは787-9を41機、787-10を30機の計71機を発注済み。同社は787-9を運航する中東初の航空会社となる。

 787-9の座席数はファースト8席、ビジネス28席、エコノミー199席の計235席。ファーストは「ファースト・スイート」の名称で展開し、シート配列は1-2-1。内装はB/Eエアロスペース社が手がけ、幅26インチ(66センチ)のシートは伊家具メーカーのポルトローナ・フラウ社製のものを採用した。

 当初はアブダビ-デュッセルドルフ線と、アブダビ-ドーハ線で運航する。2015年2月から6月までに、アブダビ-ワシントンDC線、ムンバイ線、ブリスベン線、モスクワ線への就航を計画している。

 ボーイングは11月30日時点で、58顧客から1055機の787を受注。内訳は787-8が459機、787-9が457機、787-10が139機。

 また、12月18日にエアバスから引き渡された超豪華個室付きのA380は31日、アブダビ-ロンドン線に就航した。初便はアブダビ発ロンドン行きEY11便。

エティハド航空の787-9のシート配列(エティハド航空提供)

関連リンク
エティハド航空 [1]
Boeing [2]
ボーイング・ジャパン [3]
Etihad Airways – Boeing 787 Dreamliner Assembly Timelapse [4](YouTube)
Etihad Airways – Boeing 787 Dreamliner – New Livery Painting Timelapse [5](YouTube)
Etihad Airways – Boeing 787 Dreamliner – New Livery [6](YouTube)

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