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ANAの11月、国際線利用率が10カ月前年割れ 69.5%、国内は改善続く

 ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA)が12月25日に発表した11月の利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比9.6%増の57万3838人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は15.8%増の40億5526万6000座席キロ、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は9.1%増の28億1849万6000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は4.3ポイント低下し69.5%だった。L/Fは2月から10カ月連続で前年を下回っている。

11月の利用率が国際線、国内線ともに69.5%だったANA=14年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ASKは日本航空(JAL/JL、9201)の38億6990万5000座席キロ(前年同期比1.0%増)を上回っているが、RPK(28億9577万7000旅客キロ、同1.7%減)は下回った。

 一方、国内線は旅客数が前年同月比0.6%減の353万867人、ASKは1.7%減の44億9627万1000座席キロ、RPKは0.9%増の31億2393万1000旅客キロ、搭乗率は1.8ポイント上昇し69.5%となった。ASKは7カ月連続で前年を下回り、RPKは2カ月連続で前年を上回った。搭乗率は2013年11月から13カ月連続で前年を上回っている。

 方面別では、国際線でL/Fが最も高かったのは