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エアバス、CITからA330neoなど20機確定受注

 エアバスは現地時間12月3日、航空機リースを手がける米国の金融サービス会社CITグループがA330-900neoを15機とA321を5機確定発注したと発表した。今回の発注は、7月15日に両社が締結、英国のファンボロー航空ショーで発表した覚書(MoU)に基づくもの。

CITのA330neoのイメージイラスト(エアバス提供)

 A330neoは、ファンボロー航空ショーで発表されたA330-800neoとA330-900neoの2機種からなる派生機。初号機の引き渡しは2017年10月-12月期(第4四半期)の予定で、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000を搭載する。

 空力性能を強化するとともに、客室装備も改良。座席あたりの燃費を14%削減し、航続距離も最大400海里(740.8キロ)延びる見込み。メーカー標準座席数は、A330-800neoが246-252席、A330-900neoが300-310席。

 7月14日にはロサンゼルスを拠点とする航空機リース会社エアリース・コーポレーション(ALC)がA330-900neoを25機発注する覚書を締結。CITはALCとともにA330neoのローンチカスタマーの一社となっている。

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Airbus [1]
エアバス・ジャパン [2]
CIT [3]

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