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ANA、10月の利用率国際線68.4%、国内68.7% 国際は前年割れ続くも国内改善

 ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA)が11月28日に発表した10月の利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比8.3%増の58万1231人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は16.5%増の42億233万7000座席キロ、有償旅客の輸送距離を示すRPK(有償旅客キロ)は11.3%増の28億7237万3000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は3.1ポイント低下し68.4%だった。L/Fは2月から9カ月連続で前年を下回っている。

10月の利用率が国際線68.4%、国内線68.7%だったANA=14年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ASKは日本航空(JAL/JL、9201)の40億6354万9000座席キロ(前年同期比3.0%増)を上回ったものの、RPK(30億7441万1000旅客キロ、同0.9%減)は下回った。

 一方、国内線は旅客数が前年同月比0.2%増の358万6902人、ASKは4.0%減の46億4428万3000座席キロ、RPKは1.0%増の31億9017万9000旅客キロ、搭乗率は3.4ポイント上昇し68.7%となった。ASKは6カ月連続で前年を下回り、RPKは2カ月ぶりに前年を上回った。搭乗率は2013年11月から12カ月連続で前年を上回っている。

 方面別では、国際線でL/Fが最も高かったのは