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ルフトハンザ、フランクフルト-タンパ線就航へ 観光路線用A340導入

 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)は現地時間11月13日、フランクフルト-タンパ(米フロリダ州)線を週5往復で運航すると発表した。2015年9月25日に就航するもので、DLHがフロリダに就航するのは3都市目となる。

観光路線用A340でタンパ線を就航するルフトハンザ=14年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運航機材は観光路線用に改修したエアバスA340-300型機で、ビジネス18席、プレミアムエコノミー19席、エコノミー261席の計298席。月曜と火曜、金曜、土曜、日曜に運航、LH482便はフランクフルトを午前11時に出発、タンパには午後3時50分に到着する。LH483便はタンパを午後5時20分に出発、フランクフルト着は翌日午前8時45分。

 夏ダイヤ期間は週5往復、冬ダイヤ期間は週4往復で運航する。DLHのフロリダ就航はマイアミ線、オーランド線に続くもの。

 DLHはビジネスを減らしてエコノミーを増やしたA340-300を、2015年秋から観光路線に導入する方針を発表。10月に都内で開催した説明会で、カール・ウルリッヒ・ガーナートCEO(最高経営責任者)は「今まで入っていなかった市場に、この機材で入っていきたい」と述べ、フルサービス航空会社(FSC)が重視するビジネス需要だけではなく、LCC(低コスト航空会社)と競合する観光需要の取り込みを図ることを明らかにしていた。

 タンパはフロリダ半島の西海岸に位置する商業都市で、南西部には歴史ある街のセント・ピーターズバーグ、西部にはリゾート地として有名なクリアウォーターがある。航空史上では、世界初の商業飛行が1914年1月1日、タンパ-セント・ピーターズバーグ間でスタートした。

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