ボーイングは現地時間11月3日、全日本空輸（ANA/NH）と同社向け777型機と777X向けのメンテナンスプログラムを締結したと発表した。
ボーイングがメンテナンスプログラムを提供するANAの777＝14年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
「ボーイング・オプティマイズド・メンテナンス・プログラム（OMP）」で、ボーイングはANA向けに分析し、カスタマイズしたプログラムを提供する。「いかに無駄をなくすか」をポイントに、メンテナンスコストの改善や人件費、材料費などを削減する。
同プログラムはライアンエア（RYR/FR）やキャセイパシフィック航空（CPA/CX）などが導入。日本ではANAが初導入となる。
OMPは機体サービスとサポートの統合プログラム「ボーイングエッジ（Boeing Edge）」の一部。統合プログラムには、パーツや訓練、エンジニアリング、メンテナンス、航空会社やリース会社の効率性と収益性を向上させるソフトウェアなどを含む。
ANAは10月現在、777-200を16機、777-200ERを12機、777-300を7機、777-300ERを19機保有している。このほか777-300ERを9機、777-9Xを20機発注済み。
関連リンク
Boeing [1]
ボーイング・ジャパン [2]
全日本空輸 [3]
・中国東方航空グループ、737向けモニタリングシステム導入 [4]（14年8月5日）
・サウスウエスト航空、737向けモニタリングシステム導入 [5]（14年6月18日）
・ボーイングとエールフランスMRO部門、777用スペアパーツの管理契約延長 [6]（14年4月10日）
・次期政府専用機、777-300ERに正式決定 ANAが整備教育 [7]（14年8月12日）
・ANA、777-9XとA321neoなど70機正式発注 16年度から受領 [8]（14年7月31日）