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スカイマーク、過去最大137億円の最終赤字に 15年3月期予想、A380決着は11月以降

 スカイマーク(SKY/BC、9204)は10月30日、2015年3月期通期単体の業績予想を下方修正した。純損益は前回5月15日の発表では3億5400万円の黒字を想定していたが、過去最大の136億7600万円の赤字(前年同期は18億4500万円の赤字)となる見通し。

 エアバスとのA380型機の契約解除問題は交渉がまとまらず、11月以降にずれ込むことが決まった。

─ 記事の概要 ─
旅客数と旅客単価が計画未達に
4-9月期純損益は57億円の赤字
現預金が25億円減少
737は27機体制

旅客数と旅客単価が計画未達に

羽田路線で立て直しを図るスカイマーク=14年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 売上高は前回予想を15.5%下回る882億9500万円(前年同期比2.7%増)、営業損益は前回予想の3億1200万円の黒字から124億2800万円の赤字(前年同期は25億600万円の赤字)、経常損益は同6億4400万円の黒字から115億8200万円の赤字(同4億300万円の赤字)に、それぞれ下方修正した。

 シートピッチが広い「グリーンシート」を全271席に導入したエアバスA330-300型機の導入コスト発生や円安進行、燃油費の高止まりで事業費が計画を大きく上回っていることや、