エアバスは現地時間9月17日、カタール航空（QTR/QR）に同社向け初号機となるA380型機を独ハンブルクで引き渡したと発表した。記念セレモニーを開催し、エアバスのファブリス・ブレジエ社長兼CEO（最高経営責任者）とQTRのアクバ・アル・バクルCEOらが出席した。
独ハンブルクのセレモニーで引き渡されたカタール航空のA380初号機＝9月16日 PHOTO: Christian Brinkmann H/Airbus
QTRのA380はファースト8席、ビジネス48席、エコノミー461席の計517席。ビジネスとファーストは2階に設置、ラウンジスペースも備えた。
QTRはA380をドーハ－ロンドン線への導入を予定。その後、ドーハ－パリ線への導入も計画している。A380を受領する航空会社としては12番目となる。11番目は5月26日に受領したアシアナ航空（AAR/OZ）。
A380は2007年10月、シンガポール航空（SIA/SQ）がシンガポール－シドニー線で運行を開始。9月17日現在、19顧客から318機を受注。12顧客に142機を引き渡している。QTRは今回受領した分も含め、10機を発注している。
引き渡されたカタール航空のA380初号機＝9月16日 PHOTO: Christian Brinkmann H/Airbus
A380初号機の前で握手を交わすブレジエCEO（左）とバクルCEO＝9月16日 PHOTO: Christian Brinkmann H/Airbus
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