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JAL、787を成田・関西-バンコク線導入 デリーとマニラも

 日本航空(JAL/JL、9201)は12月1日から、成田-バンコク線(JL707/708便)と関西-バンコク線(JL727/728便)などにボーイング787-8型機を導入する。

成田と関西発着のバンコク線に導入するJALの787=13年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 座席数はビジネス42席、エコノミー144席の計186席。両路線とも767-300ER(227席または237席)から機材を変更する。羽田-バンコク線(JL033/032便)は767-300ER(スカイスイート767)から777-200ER(245席)へ大型化し、プレミアムエコノミーを設ける。

 成田-デリー線(JL749/740便)と成田-マニラ線(JL741/742便)にも787-8を導入。デリー線は777-200ERから、マニラ線は767-300ERから機材を変更する。マニラ線への787就航は初めて。デリー線は、JALの787が搭載するGE製エンジン「GEnx」が積乱雲による影響で遅延が生じることから、冬季のみ787で運航している。JALによると、GEnxの改修時期については、GEから回答を得られていないという。

 JALでは中部-バンコク線を12月20日から767-300ERで再開し、2015年1月1日からは787-8を投入。関西-ロサンゼルス線も、787-8で3月20日から8年半ぶりに再開する。

 また、成田-フランクフルト線(JL407/408便)は12月1日から、成田-ニューヨーク線(JL004/003便)は1月1日から、787-8の新仕様機「スカイスイート787」を導入。ビジネスクラスはフルフラットシートに刷新して、プレミアムエコノミークラスを新設し、エコノミーには新シート「スカイワイダーII」を投入する。エコノミーは現在の横8席配列を維持することで、快適性で他社との差別化を図る。

関連リンク
日本航空 [1]

JAL、関西-ロサンゼルス線8年半ぶり再開 787で15年3月から [2](14年9月6日)
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JAL、787に新仕様機 ビジネスはフルフラット、12月から [4](14年9月5日)
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【お知らせ】
3段落目後半を加筆しました。(2014年9月8日 12:02 JST)