- Aviation Wire - https://www.aviationwire.jp -

「空飛ぶ電車」現る 南海、ピーチ塗装のラピート公開 7日運行開始

 南海電気鉄道(9044)は9月7日から、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)の機体デザインを再現した特急の運行を開始する。特急ラピートの特別塗装編成「出逢えたらラッキー Peach×ラピート ハッピーライナー」で、5日に報道関係者に公開された。(運行初日の記事はこちら [1]

ピーチの機体デザインを再現したハッピーライナーと客室乗務員=9月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ハッピーライナーは50000系6両1編成で、APJの機体デザインをイメージ。ピーチのコンセプトである「空飛ぶ電車」を具現化した形だ。通常塗装のラピートは青色だが、前後の先頭車は一度白色に再塗装した上で、フーシア色などのデカールを使って機体デザインを再現した。3号車と4号車には、APJの機体と同じく3色が配された。

 運行初日の7日は、なんば駅でハッピーライナーの出発式を開催。午前11時30分発関西空港行きのラピートβ41号にAPJの客室乗務員が乗車し、車内で乗客に記念品を配布する。ハッピーライナーのデッキ付近には、「小さな幸せ」を表すハートマークのステッカーが貼られる。

 運行期間は2015年8月31日までの約1年間。運行ダイヤは、南海のウェブサイトで公開する。

 ラピートは、関西空港開港日の1994年9月4日に運行開始。4月には20周年を記念し、人気アニメ「機動戦士ガンダムUC」とコラボレーションした「赤いラピート」が登場。上級席「スーパーシート」は、通常塗装のラピートと乗車率を同一期間で比較すると7倍を記録した。ラピートの1編成すべてに特別塗装を施すのは、赤いラピートに続いて2度目となる。

 運行を記念し、クリアファイルなどのグッズを期間限定で販売する。(運行初日の記事はこちら [1]

ピーチの機体デザインを再現したハッピーライナー=9月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ピーチの機体デザインを再現したハッピーライナー=9月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ピーチとラピートのロゴが描かれたハッピーライナーの先頭車=9月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire