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航空各社のお盆旅客、国際線前年上回るも国内線は台風影響

 日本航空(JAL/JL、9201)や全日本空輸(ANA/NH)、スカイマーク(SKY/BC、9204)など航空各社は8月18日、8日から17日までのお盆期間中の利用実績を発表した。

 国際線の旅客数は増加傾向だったが、国内線は微減。台風11号により、8日から10日にかけて欠航や遅延が相次いだことなどが影響した。また、エアバスA380の契約解除で揺れるSKYは、旅客数が前年同期比26.6%増と影響は見られなかった。

航空各社が発表したお盆休みの利用実績(各社資料からAviation Wire作成)

JAL

国際線旅客は増加したものの国内線は台風の影響で微減=14年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALグループの旅客数は国際線が前年同期比1.4%増の27万3396人で、国内線は4.6%減の104万7766人。提供座席数は国際線が2.5%増の30万5208席、国内線は5.6%減の136万8635席となった。

 ロードファクター(座席利用率、L/F)は国際線が0.9ポイント下回る89.6%、国内線は0.8ポイント上回る76.6%だった。方面別でもっともL/Fが高かったのは、国際線はハワイ線の94.6%、国内線は81.7%の北海道線だった。国際線は中国線と東南アジア線を除いて90%を超えた。また、長距離国際線用ボーイング777-300ER型機の新仕様機「SKY SUITE 777(スカイスイート777)」を導入した欧米路線のビジネスクラスのL/Fは95%を超えた。

 搭乗日別のL/Fは、国際線は下りが9日の95.9%、上りは16日の97.1%が最も高かった。国内線は下りが11日の89.4%、上りは17日の97.9%が最も高い値となった。

ANA

 ANAの旅客数は国際線が