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日航6月実績、国際線利用率75.6% 国内線は64.7% 韓国線旅客11.8%減

 日本航空(JAL/JL、9201)が7月25日に発表した2014年6月の利用実績によると、国際線の旅客数は前年同月と比べ0.3%増の61万7595人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は4.2%増、有償旅客が搭乗して飛行した距離を示すRPK(有償旅客キロ)は2.3%増、ロードファクター(座席利用率、L/F)は前年同月より1.4ポイント低い75.6%だった。中国線旅客の回復が続く一方、韓国線は李明博前大統領による天皇侮辱発言や島根県竹島の領土問題など嫌韓感情の高まりにより、前年実績を下回る水準が続いている。円安の影響で欧州線を中心に低調のほか、5月22日にタイで発生したクーデターにより、バンコク線にも影響が出ている。

6月の利用率が国際線75.6%、国内線64.7%だったJAL=14年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 国内線は旅客数が2.5%増の253万9719人、ASKは6.9%減、RPKは3.0%増、L/Fは6.3ポイント上昇し64.7%となった。

 方面別に利用実績をみると、国際線でL/Fが最も高かったのは