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エアアジア・ジャパン、「ローコストは低品質ではない」 成田に注文も

 全日本空輸(ANA)系列の格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンは5月30日、就航先と運賃を発表した。8月1日から成田-新千歳、福岡へ、8月3日からは成田-那覇に就航する。

就航記念の特別価格を発表するエアアジアグループのトニー・フェルナンデスCEO(中央右)とエアアジア・ジャパンの岩片和行社長(中央左)=5月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 片道運賃は成田-新千歳線が4580円から1万8880円、成田-福岡線は5180円から1万9580円、成田-那覇線は6680円から2万3080円。これを受けて4月に運賃を発表したジェットスター・ジャパンは値下げを行った(関連記事 [1])。

 今回発表の運賃は8月1日から2013年3月30日搭乗分まで適用となり、5月31日午前0時からエアアジア・ジャパンのウェブサイトで販売を開始する。購入の際には支払手数料150円が必要。また、8月28日から11月28日搭乗分のうち、1万席限定で片道5円の特別運賃を全路線に設定し、5月31日から6月3日まで期間限定販売を行う。岩片和行社長によると、「“ご縁”にかけたもの」だという。

 機体はエアバスA320-200型機(座席数180席)で、当初は2機でスタート。5年後までに25機から30機程度へ増やす計画で、10月には成田-仁川、釜山線の運航を開始する。

着陸料半額なら増便も可能

 売上高は3年後に300億円、5年後には1000億円を見込む。初年度のロードファクター(座席利用率、L/F)の目標値を岩片社長に尋ねると、「エアアジアグループ各社の平均である80%ぐらいは達成したい。少しでも多くの人に乗っていただければ、