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ホンダジェットのエンジンHF120、出荷開始

 ホンダ エアロとGEの折半出資子会社であるGEホンダ エアロエンジンズ(GEホンダ)は現地時間5月19日、ターボファンエンジン「HF120」の出荷を開始したと発表した。

FAAから型式証明を取得したHF120(ホンダ提供)

 同エンジンはホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)が開発中の小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」用のもの。低燃費、耐久性、低騒音、低エミッションで、定格推力2095ポンド。一体型ファンローターやカーボンコンポジット製の軽量なガイドベーンなどの特長がある。

 これまでの試験で、計13基のエンジンによる広範囲な飛行試験と地上試験が実施され、1万4000サイクル、9000時間を超える実績を積み重ねてきた。エンジンの組み立てはマサチューセッツ州リンにあるGEの工場で量産立ち上げを行い、14年にノースカロライナ州バーリントンのホンダ エアロの工場へ移管される予定。

 HF120を搭載した量産型ホンダジェットは、2010年12月に初飛行に成功。2013年12月13日には、FAA(米国連邦航空局)による連邦航空規則のパート33が定める型式認定を取得した。

関連リンク
GEホンダ エアロエンジンズ [1]
HondaJet [2]

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