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ジャムコ、シート売上100億円目指す 品質と納期で欧米勢に攻勢

 航空機内装品大手のジャムコ(7408)の鈴木善久社長は5月15日、航空機用シート事業の売上規模について、2015年度以降は年間100億円程度まで引き上げたい考えを示した。また、エアバスとの取引拡大に向けて、交渉を進めていることを明らかにした。

シートもジャムコで

シート売上やエアバスとの取引拡大を目指すジャムコの鈴木社長=5月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同社はシンガポール航空(SIA/SQ)が戦略的商品と位置づけるボーイング777-300ERの新仕様機向けに、ファーストクラスとビジネスクラスのシートを供給中。エアバスA350 XWB型機向けにビジネスクラス用シートの供給が決定している。また、4月にはA380やボーイング777型機など、機種を問わずに搭載できる上級クラス用シート「DoveTail(ダブテイル)」の開発開始を発表している。

 シート事業は、FAA(米国連邦航空局)から安全認証業務を代行する権限を認められた