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ジェットスター航空、成田-メルボルン線就航 札幌も視野

 ジェットスター航空(JST)は4月30日、成田-メルボルン線を開設した。週4往復で、機材はエアバスA330-200型機を使用。親会社のカンタス航空(QFA)が2008年9月から運休して以来、約5年半ぶりの直行便再開となった。

メルボルン線を祝うジェットスターの片岡日本支社長(前列左から3人目)ら=4月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同路線は豪州第2の都市、メルボルンへ唯一の直行便。日本人はパリよりも多い1万3000人が暮らしており、日本企業も約140社が進出している。豪州からの訪日客も昨年は24万5000人以上と、国別では7位となっており、ジェットスターグループの片岡優・日本支社長によると、「年10%ずつ増えている」という。

 A330-200の座席数はビジネスクラス38席、エコノミークラス265席の計303席。初便の予約状況は約80%で、日豪両国がオフシーズンであることで、満席近い予約には達しなかったもよう。メルボルンは語学留学なども盛んで、観光客や親族訪問のほか、留学生の需要獲得も狙う。

 メルボルン線の運賃は、エコノミークラスが片道2万9000円から10万5000円、ビジネスクラスが7万円から12万5000円。運航スケジュールは、ジェットスター・ジャパン(JJP)が運航する国内線との接続も考慮し、成田到着が午前8時20分で、メルボルン行きは午後0時35分に成田を出発する。

 JSTの日本路線はメルボルン線を加えて5路線。5月7日からは関西-ゴールドコースト線が運休となるため、4路線になる。片岡支社長は