4月15日から上海-関西線を週7往復で開設した上海吉祥航空(DKH)。上海を拠点とする100%民間資本のフルサービス航空会社(FSC)で、2006年9月に事業運営を開始し、中国国内、国際線を含めて約60路線を運航している。
日本路線は現在、1月31日就航の上海-那覇線と、今回開設した関西線の2路線で、年内にも中部空港と福岡空港への定期便を就航させたい考えだ。
一方で、日中路線は日系航空会社のほか、中国国際航空(エアチャイナ、CCA)を筆頭にFSCが多く乗り入れており、LCC(低コスト航空会社)の春秋航空(CQH)の動きも活発だ。
来日したDKHの趙宏亮総裁に、今後の日本での展開やロードファクター(座席利用率)の目標などを聞いた。
──沖縄に次ぐ2路線目が大阪になりました。大阪を選ばれた理由は。
趙総裁:今年で大阪と上海は友好都市提携を結んで40周年です。上海とはビジネス面で交流が盛んな上、お互いに足りない部分を補えると期待しています。また、民間交流も年々増えています。
カルチャー的にも、上海と大阪は似ていると感じています。
──日本路線ではビジネス利用と観光利用はどのような割合ですか。