英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2026年8月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門は、アエロメヒコ航空(AMX/AM)が6カ月ぶりに首位を獲得した。7月まで3カ月連続首位だったサウディア(前サウジアラビア航空、SVA/SV)は4位に後退。日系大手2社は全日本空輸(ANA/NH)が1年1カ月連続、日本航空(JAL/JL、9201)が8カ月連続でトップ10圏外。アジア太平洋でもランクインを逃し、低調が続いている。

8月の定時到着率が6カ月ぶりに首位となったアエロメヒコ=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
航空会社別のデータでは「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計。便数や提供座席など運航規模が大きく、アジアや欧州、北米など4地域以上に就航する航空会社を「グローバル」とし、定刻に対して15分以下の遅延を「定時到着」と定義する。
—記事の概要—
・グローバル
・アジア太平洋
・北米
・欧州
・中南米
・中東・アフリカ
グローバル
世界の大手航空会社を対象とする「グローバル」部門は、アエロメヒコが1位を獲得。定時到着率は89.74%、運航予定便数は1万5099便、運航の完了・達成率を示す「コンプリーションファクター」は99.94%だった。前月は5位で、定時到着率は83.96%から5.78ポイント上昇した。日本勢は2022年11月から3年10カ月連続で首位を逃している。
定時到着率2位はシンガポール航空(SIA/SQ)で87.91%、3位はスカンジナビア航空(SAS/SK)で86.89%。4位はサウディアで86.49%、5位はカナダのウエストジェット(WJA/WS)で82.55%だった。
アジア太平洋
アジア太平洋は、シンガポール航空が1位を獲得。定時到着率は87.91%、運航予定便数は1万565便、コンプリーションファクターは99.80%だった。
定時到着率2位はインドのインディゴ(IGO/6E)で86.44%、3位は韓国LCCのティーウェイ航空(TWB/TW)で86.13%。4位はニュージーランド航空(ANZ/NZ)で85.64%、5位はシンガポール航空系LCCのスクート(TGW/TR)で85.24%だった。
日本勢はトップ10に入らず、ANAは4カ月連続、JALは5カ月連続で圏外となった。
北米
北米はカナダのウエストジェットが4カ月連続で1位を獲得。定時到着率は82.55%、運航予定便数は1万9652便、コンプリーションファクターは93.74%だった。
定時到着率2位はデルタ航空(DAL/DL)で79.15%、3位はユナイテッド航空(UAL/UA)で74.49%。4位はアメリカン航空(AAL/AA)で74.19%、5位はアラスカ航空(ASA/AS)で73.95%だった。
欧州
欧州はスカンジナビア航空が1位を獲得。定時到着率は86.89%、運航予定便数は2万3012便、コンプリーションファクターは99.12%だった。
定時到着率2位はフィンエアー(FIN/AY)で80.40%、3位はオーストリア航空(AUA/OS)で80.08%。4位はノルウェイジアン(NOZ/DY、NSZ/D8)で79.97%、5位はターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)で78.30%だった。
中南米
中南米はアエロメヒコが1位を獲得。定時到着率は89.74%、運航予定便数は1万5099便、コンプリーションファクターは99.94%だった。グローバル部門でも首位となった。
定時到着率2位はチリのスカイ・エアライン(SKU/H2)で89.00%、3位はアズール・ブラジル航空(AZU/AD)で87.77%。4位はパナマのコパ航空(CMP/CM)で87.20%、5位はコロンビアのアビアンカ航空(AVA/AV)で84.69%だった。
中東・アフリカ
中東・アフリカは、南アフリカのサフエアー(SFR/FA)が1位を獲得。定時到着率は93.67%、運航予定便数は5206便、コンプリーションファクターは99.52%だった。
定時到着率2位はバーレーンのガルフ・エア(GFA/GF)で92.47%、3位はサウディアで86.49%だった。4位はレバノンのミドル・イースト航空(MEA/ME)で85.80%、5位はロイヤル・ヨルダン航空(RJA/RJ)で85.31%だった。
関連リンク
Cirium [1]
・7月定時到着率、日本勢の低調続く サウディア3カ月連続首位=英Cirium [2](26年9月10日)
・7月の空港定時出発率、福岡5カ月ぶりトップ20入り 関空は8カ月連続=英Cirium [3](26年9月10日)