福岡空港を運営する福岡国際空港会社(FIAC)と、京築地区森林・林業推進協議会の両者は10月23日、福岡県産の「京築ヒノキ」を使ったベンチを国内線旅客ターミナルに設置し、供用を始めたと発表した。ベンチのデザインは、JR九州(九州旅客鉄道、9142)のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」などを手掛けたデザイナーの水戸岡鋭治氏が担った。

福岡空港に設置した「京築ヒノキ」を使ったベンチ(FIACの資料から)
ベンチ2脚のほか、サイドテーブル1台も設置した。設置場所は国内線旅客ターミナル2階の搭乗待合室で、保安検査場を通過した後の制限エリア。南側の出発保安検査場を通過した先にある「SWEETS HALL」付近に設置した。ベンチは幅200センチ、高さ120センチ、奥行き50センチで、2脚の間に幅50センチ、高さ72センチ、奥行き50センチのサイドテーブルを置いた。
ベンチは座面や背もたれ、脚部まで木材で統一し、節のある木材を使用した。京築ヒノキは福岡県東部の周防灘に面した京築地域で育ったブランド木材で、年輪の幅が細かく、赤みの強い木肌が特徴。住宅や家具、木製品などに使われている。
ベンチなどの企画は京築地区森林・林業推進協議会、製作は豊築森林組合が担当した。FIACは、空港利用者に木の温もりを感じながら過ごしてもらうことを目指し、京築ヒノキの利用促進に取り組む協議会と共同で設置した。
同協議会は1975年から森林整備や地域材の需要拡大などに取り組んでおり、2015年には京築ヒノキの知名度向上を目指す「京築のヒノキと暮らすプロジェクト」を開始。家具や小物の製作、展示会への出展などを進めている。
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