フィンランド空軍は、同国に初配備となったステルス戦闘機F-35A「ライトニング II」2機の到着式典をロヴァニエミで現地時間10月1日に開いた。式典では、フィンランド人パイロットによるF-35の国内初飛行も実施した。

フィンランド空軍のF-35(同軍提供)
フィンランド空軍向けF-35A初号機(機体番号JF501)は2025年12月にロールアウト。到着した2機はJF-510とJF-512で、現地時間9月18日にロヴァニエミ空軍基地へ到着した。フィンランドはF-35Aを64機導入する計画で、今回の2機を含めて10機を受領済み。残る8機は米アーカンソー州のエビング空軍基地に一時配備され、フィンランドのパイロットと整備員が訓練している。
フィンランド空軍は年内にロヴァニエミで整備員の訓練を始め、パイロット訓練は2027年1月に開始する予定。2028年初めに初期作戦能力(IOC)を獲得し、ラップランド航空団のF-35への移行を終える計画で、カレリア航空団には2028年中に最初のF-35を配備する。完全作戦能力(FOC)は2030年末の獲得を予定している。
F-35は、高いステルス性能や高度な火器管制能力を持つ第5世代戦闘機。フィンランド企業パトリアは今年、ロッキード・マーチン以外で初めてF-35の前部胴体を製造した。
F-35のサプライチェーンには12カ国超の2100社以上が参加し、20の同盟国が選定している。このうち欧州は13カ国で、F-35は1機当たりの価値ベースで25%が欧州で生産されている。
F-35は世界で1375機超が運用され、累計飛行時間は100万時間を超えている。

フィンランド空軍のF-35(同軍提供)

フィンランド空軍のF-35(ロッキード・マーチン提供)
関連リンク
Finnish Air Force [1]
F-35 Lightning II [2]
Lockheed Martin [3]
・F-35、岩国など5拠点でシミュレーター訓練 16基を接続 [4](26年9月22日)
・フィンランド空軍向けF-35A初号機がロールアウト 26年初頭に納入 [5](25年12月18日)
・F-35、フィンランド空軍初号機が初飛行 12/16にロールアウト式典 [6](25年12月12日)
・F-35、フィンランド向け初号機が塗装開始 [7](25年11月15日)