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ANA 787-10新造機接触、A220不適切駐機と間隔不足が原因 NTSB最終報告書

 米国のNTSB(米国家運輸安全委員会)は、昨年2025年7月に米サウスカロライナ州のチャールストン国際空港で起きた全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787-10型機(登録記号JA986A)と、ブリーズ・エアウェイズ(MXY/MX)のエアバスA220-300型機(N247BZ)の地上接触事故について、最終報告書をまとめた。ブリーズ機を扱った地上の係員が同機を不適切に駐機させ、A220の尾部を誘導路側へはみ出させたことと、ANA機のパイロットがタキシング(地上走行)中に十分な間隔を確保しなかったことを推定原因と認定した。

接触後のN247BZ(左)とJA986A(NTSBの報告書から)

—記事の概要—
スポット変更でA220はみ出す
夜間の暗さや判断も影響か

スポット変更でA220はみ出す

 事故は現地時間2025年7月18日午後9時40分ごろ発生。ブリーズ機はラスベガス発ノーフォーク行きMX509便で、ノーフォーク周辺の天候を理由にチャールストンへダイバート(目的地変更)し、A220の大きさに対応する夜間駐機用のR1スポット(駐機場)への駐機許可を得ていた。しかし、地上係員の誘導で、より小型の航空機向けとされるR6スポットへ入った。

JA986A左主翼端の損傷。左主翼レイクド・ウイングチップ・アセンブリー(NTSBの資料から)

チャールストン国際空港の夜間駐機(RON)用スポット図抜粋(NTSBの報告書から)

 NTSBによると、ブリーズ機はR6スポットで、主脚がランプと誘導路Mとの境界を示すクリアランスラインを越える位置に停止し、尾部は誘導路側へはみ出していた。ブリーズによると、地上サービス会社の責任者がR6を選んだとしており、地上支援機材や給油車のスペースを確保するためだったという。

 一方、JA986Aは滑走路15(RWY15)へ向けて誘導路Mをタキシングしていた。ANA機のパイロットは、前方のブリーズ機が夜間駐機中の通常の駐機位置にあると考えていたが、近づくにつれて