英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2026年6月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門は、サウジアラビア国営のサウディア(前サウジアラビア航空、SVA/SV)が2カ月連続で首位を獲得した。日系大手2社は全日本空輸(ANA/NH)が11カ月連続、日本航空(JAL/JL、9201)が6カ月連続でトップ10圏外となった。5月にアジア太平洋2位だったピーチ・アビエーション(APJ/MM)もトップ10入りを逃し、アジア太平洋を含め日本勢は上位10社にランクインしなかった。

6月の定時到着率で首位となったサウディア=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
航空会社別のデータでは「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計。便数や提供座席など運航規模が大きく、アジアや欧州、北米など4地域以上に就航する航空会社を「グローバル」とし、定刻に対して15分以下の遅延を「定時到着」と定義する。
—記事の概要—
・グローバル
・アジア太平洋
・北米
・欧州
・中南米
・中東・アフリカ
グローバル
全世界の航空会社を対象にした「グローバル」部門は、サウディアが1位を獲得。定時到着率は92.38%、運航便数は1万3350便、運航の完了・達成率を示す「コンプリーションファクター」は99.68%だった。日本勢は2022年11月から3年8カ月連続で首位を逃している。
定時到着率2位は大韓航空(KAL/KE)で88.56%、3位はアエロメヒコ航空(AMX/AM)で86.94%。4位はエア・インディア(AIC/AI)で86.85%、5位はシンガポール航空(SIA/SQ)で86.74%だった。
アジア太平洋
アジア太平洋は、韓国LCCのチェジュ航空(JJA/7C)が2カ月連続で1位を獲得。定時到着率は90.51%、運航便数は6259便、コンプリーションファクターは100.00%だった。
定時到着率2位は大韓航空で88.56%、3位はスクート(TGW/TR)で86.98%。4位はエア・インディア(86.85%)、5位はシンガポール航空(86.74%)だった。
日本勢はトップ10に入らず、ANAは2カ月連続、JALは3カ月連続で圏外となった。5月に2位だったピーチもトップ10入りを逃した。
北米
北米はカナダのウエストジェット(WJA/WS)が2カ月連続で1位を獲得。定時到着率は86.40%、運航便数は1万6779便、コンプリーションファクターは99.43%だった。
定時到着率2位はデルタ航空(DAL/DL)で82.65%、3位はアラスカ航空(ASA/AS)で80.59%。4位はジェットブルー(JBU/B6)で77.22%、5位はユナイテッド航空(UAL/UA)で76.21%だった。
欧州
欧州はターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)が1位を獲得。定時到着率は84.26%、運航便数は3万5249便、コンプリーションファクターは99.69%だった。
定時到着率2位はスカンジナビア航空(SAS/SK)で83.39%、3位はトルコLCCのペガサス航空(PGT/PC)で82.49%。4位はスペインのブエリング航空(VLG/VY)で82.29%、5位はオーストリア航空(AUA/OS)で81.25%だった。
中南米
中南米はチリのスカイ・エアライン(SKU/H2)が1位を獲得。定時到着率は92.53%、運航便数は3895便、コンプリーションファクターは99.44%だった。
定時到着率2位はパナマのコパ航空(CMP/CM)で90.59%、3位はコロンビアのアビアンカ航空(AVA/AV)で87.37%。4位はアエロメヒコ航空(86.94%)、5位はチリのジェットスマート(JAT/JA)で83.68%だった。
中東・アフリカ
中東・アフリカは、サウジアラビアのフライアディール(FAD/F3)が1位を獲得。定時到着率は95.42%、運航便数は5150便、コンプリーションファクターは93.15%だった。
定時到着率2位は南アフリカのサフエアー(SFR/FA)で93.23%、3位はサウディア(92.38%)だった。4位は南アフリカ航空(SAA/SA)で90.93%、5位はロイヤル・ヨルダン航空(RJA/RJ)で90.82%だった。
関連リンク
Cirium [1]
・5月の定時到着率、ピーチがアジア2位 ANA・JALはグローバル10位圏外続く=英Cirium [2](26年7月9日)