成田国際空港会社(NAA)とボーイング、成田空港に隣接する航空科学博物館の3者は8月3日から、北欧発の体験型STEM(科学・技術・工学・数学)教育イベント「Newton in a Box Japan」を始めた。フライトシミュレーター体験や科学実験を通じ、航空とSTEM分野への興味・関心を持ってもらう。対象は10歳から18歳までで、夏休み期間中の23日まで開催する。同イベントはアジア初開催となる。

成田空港で開催する「Newton in a Box Japan」で提供するフライトシミュレーター体験(ボーイング提供)
イベントは、予約制のフライトシミュレーター体験と、予約不要の運動エネルギー実験と航空工学の3種で展開。全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)など、成田に就航する国内航空各社が協力し、各社の現役パイロットや元パイロット、パイロットコースの学生などのボランティアがインストラクターを務める。
フライトシミュレーターは、離陸や飛行を体験しながら実践的な環境で航空の基礎を学べる。運動エネルギー実験は、位置エネルギーが運動エネルギーへと変化する仕組みを学ぶ。航空工学は、紙飛行機の翼を3Dプリントで作られた胴体に取り付け、設計・製作・飛行試験を繰り返し、フライトエンジニアリングに挑戦する。揚力や抗力、安定性などの航空力学の基本概念を学び、創造力と問題解決能力を養う。
開催場所は成田空港第1ターミナル北ウイング4階の保安検査前エリア。午前10時から午後4時まで開催する。

成田空港で開催する「Newton in a Box Japan」のオープニングイベントであいさつするボーイングジャパンのエリック・ジョン社長(同社提供)
Newton in a Boxは、ボーイングが支援するノルウェーの非営利団体「ファーストスカンジナビア」が開発した教育プログラム。これまで北欧や欧州、ブラジルなどで実施した。
ボーイングジャパンのエリック・ジョン社長は、ボーイングが若い世代に航空分野のイノベーションに親しみ、関心を持ってもらうための取り組みを、日米と世界各地のパートナーとともに展開していると説明。同イベントについて「航空業界で働く次世代向けに企画した。空を飛ぶ技術を楽しく学びながら、夏休みのひとときを過ごして」とアピールした。

成田空港で開催する「Newton in a Box Japan」で提供する運動エネルギー実験(ボーイング提供)

成田空港で開催する「Newton in a Box Japan」で提供する航空工学実験(ボーイング提供)

成田空港で開催する「Newton in a Box Japan」のオープニングイベントでテープカットするボーイングジャパンのエリック・ジョン社長(中央右)ら(同社提供)

成田空港で開催する「Newton in a Box Japan」会場(ボーイング提供)
関連リンク
成田国際空港 [1]
Boeing [2]
ボーイング・ジャパン [3]
航空科学博物館 [4]
・成田の航空科学博物館、特集展「世界をつなぐボーイング展」8/31まで [5](26年8月2日)
・飛行機はどうやって飛ぶ? ANA総研とボーイング「ブルーベース」でSTEM教室 [6](24年11月11日)