フジドリームエアラインズ(FDA/JH)は5月19日、利用客が航空券購入時に支払う燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)について、2026年6月発券分を引き上げると発表した。中東情勢の混乱により原油価格が大幅に高騰しており、為替相場も円安傾向が続いていることから、燃油サーチャージ価格の基となる「適用条件表」を変更し、現在の水準を反映した価格帯を新設する。また、路線カテゴリーも再編見直し、現行の3つを4つに再編する。

FDAの燃油サーチャージ価格の基となる変更後の「適用条件表」(画像はカテゴリーA、同社資料から)

6月発券分のサーチャージを引き上げるFDA=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
FDAのサーチャージは、シンガポールケロシンと為替レートの組み合わせで算出する。変更後の新たな適用条件表は、シンガポールケロシンが「60ドル以上70ドル未満」から「200ドル以上210ドル未満」まで10ドル刻みの15区分で、150ドル以上を新設。為替レートは「85円以上90円未満」と「90円以上100円未満」から「150円以上160円未満」まで10円刻みの計8区分で、双方の交わった部分が適用額となる。
一方、緊急的激変緩和措置を踏まえた政府からの補助を踏まえ、6月の適用額は2段階下げた金額を適用する。
現在の路線カテゴリーは「A」から「C」の3カテゴリーで、福岡-新千歳と福岡-花巻の長距離2路線を、新設する「D」に変更。一方、「B」に区分する小牧(県営名古屋)-福岡と新千歳-山形の2路線を「A」に、「C」に区分する静岡-福岡や神戸-青森など7路線を「B」に変更する。
ひとり1区間片道あたりの燃油サーチャージは、小牧-山形線などカテゴリーAを前月の2800円から3300円に、小牧-青森線などカテゴリーBを2900円から5,100円に、静岡-福岡線などカテゴリーCを3000円から5800円に、それぞれ引き上げる。新設するカテゴリーDは7600円とする。
サーチャージを見直す基準となるシンガポールケロシンの4月の市況平均価格は、1バレルあたり200.44米ドル、為替レートは1米ドル159.28円だった。前回5月発券分の基準となった3月と比較すると、市況価格は1バレルあたり9.24ドル上昇。為替レートは0.68円円安となった。
26年6月発券分の燃油サーチャージ(括弧内は5月分)
カテゴリーA:3,300円(2,800円)
・小牧-山形
・小牧-新潟
・小牧-出雲
・小牧-高知
・中部-高知
・小牧-福岡(B→Aに変更)
・神戸-松本
・新千歳-山形(B→Aに変更)
・静岡-静岡(個人向けチャーター)
・小牧-小牧(個人向けチャーター)
カテゴリーB:5,100円(2,900円)
・小牧-青森
・小牧-花巻
・小牧-熊本
・中部-熊本
・静岡-福岡(C→Bに変更)
・静岡-鹿児島(C→Bに変更)
・松本-新千歳(C→Bに変更)
・松本-丘珠(C→Bに変更)
・松本-福岡(C→Bに変更)
・神戸-青森(C→Bに変更)
・神戸-花巻(C→Bに変更)
・新千歳-新潟
カテゴリーC:5,800円(3,000円)
・小牧-丘珠
・静岡-新千歳
・静岡-丘珠
・福岡-仙台
・福岡-新潟
・高松-新千歳(個人向けチャーター)
・鳥取-新千歳(個人向けチャーター)
カテゴリーD:7,600円(新設)
・福岡-新千歳(C→Dに変更)
・福岡-花巻(C→Dに変更)
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