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ユナイテッド航空、アメリカン合併断念 カービーCEO、古巣から門戸閉ざされる

 ユナイテッド航空(UAL/UA)のスコット・カービーCEO(最高経営責任者)は現地時間4月27日、アメリカン航空(AAL/AA)との合併協議を終了したと発表した。アメリカン側は「いかなる協議にも関与しておらず、関心もない」との声明を発表しており(関連記事 [1])、アメリカン航空で社長を歴任したカービーCEOは、古巣から門戸を閉ざされた形だ。

アメリカン航空との合併協議を終了したユナイテッド航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 カービーCEOはアメリカンとの合併について、「両社が協力すれば利用客に素晴らしいことを成し遂げられると考えた。何かを削るのではなく、加えることで、利用客から愛される航空会社を作り上げる」ものだと説明。「規制当局の承認も得られると確信していた」ものの、アメリカンが「協議に応じず、公の場で門戸を閉ざした」とした。

 また、航空会社の一般的な合併は、「経営難に陥った2社がコスト削減や運航便数・人員の削減を目的に統合する」とした上で、両社の合併は「米航空業界が主導する新しい時代を切り拓き、成長を追求する構想」(カービーCEO)で、合併後により、顧客第一主義を拡大・発展▽両社の顧客と従業員、地域社会に新たな機会の創出▽世界中で競争し、業界をリードする新会社、の3つのメリットがあったとの認識を示した。

 カービー氏は、アメリカン航空と合併したUSエアウェイズの社長も歴任。2013年にUSエアとアメリカンの合併後は、2016年までアメリカン航空の社長を務めた。

関連リンク
ユナイテッド航空 [2]
アメリカン航空 [3]

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