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エア・カナダ8646便事故、停止指示後も消防車進入 NTSBが予備報告書

 米NTSB(国家運輸安全委員会)は現地時間4月24日、ニューヨーク・ラガーディア空港で3月22日夜に起きた、エア・カナダ(ACA/AC)のモントリオール発AC8646便(MHIRJ・旧ボンバルディアCRJ900型機、登録記号C-GNJZ)と救難消防車(ARFF)の衝突事故の予備報告書を公表した。機長と副操縦士が死亡した事故で、今回の報告書は停止指示後も消防車が進入したことや警報システムの作動状況など、現時点で判明している経緯を整理した。NTSBは、今後も記録装置や関連機器の解析を進める。

事故機を左側から見た様子(NTSBの予備報告書から)

 事故は3月22日午後11時37分、AC8646便がラガーディア空港の滑走路(RWY4)へ着陸中に発生。同便はジャズ航空(JZA/QK)が「エア・カナダ・エクスプレス」ブランドとして運航を受託していた。救難消防車のうち、消防車1(Truck 1、オシュコシュ・ストライカー1500)と呼ばれる車両に衝突した。人的被害は機長と副操縦士の死亡に加え、重傷6人、軽傷33人で、39人が病院へ搬送された。予備報告書は、着陸許可を受けた機体に対し、ターミナルB付近の緊急事態に対応していた消防車両が滑走路横断許可を得て進入し、衝突に至った経緯を示した。

 報告書によると、停止指示後も消防車1が加速を続けたこと、空港面探知装置「ASDE-X」が警報を出さなかったこと、地上車両7台がいずれもトランスポンダー未搭載で、システム上は個別に追跡できなかった。乗客は、4カ所ある翼上脱出口から自力で脱出した。

—記事の概要—
事故までの経緯
避難状況
ASDE-Xは警報出ず
機体損壊と当時の状況

事故までの経緯

 以下は報告書に記載の内容を時系列(24時間表記)でまとめた。

23:31:42 ターミナルB付近で宣言された緊急事態に対応するため、ARFFの6台とニューヨーク・ニュージャージー港湾公社警察の車両1台が出動した。

23:35:07 飛行場管制官(LC)がAC8646便に