日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2025年12月の訪日客数は前年同月比3.7%増の361万7700人で、12月の過去最高を更新した。学校休暇やクリスマスなど、多くの市場で旅行需要が高まったことが押し上げにつながった。

中国が唯一の前年割れとなった25年12月の訪日客(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
一方、関係が悪化している中国からの訪日客は45.3%減で、2022年1月以来3年11カ月ぶりに前年同月を下回った。出国した日本人は9.6%増の130万700人で、8カ月連続で100万人超え。コロナ前の8割弱の回復にとどまった。
—記事の概要—
・25年12月の動向
・方面別実績
25年12月の動向
JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、このうち韓国と香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンの7市場で単月の過去最高を記録。残り16市場のうち、中国とロシアを除く14市場で12月の過去最高となった。
これまでの12月の最高記録は、2024年の348万9888人。クリスマスや年末年始で韓国と台湾、マレーシア、タイ、米国、カナダを中心に訪日需要が高まったことで前年同月を13万人近く上回った。
方面別実績
方面別に見ると、アジアでは韓国が97万4200人(前年同月比12.3%増)で23市場最多の訪日客数となった。中国は33万400人(45.3%減)で23市場唯一の前年割れ。台湾は58万8400人(19.8%増)、香港は29万1100人(1.9%増)、インドは2万3300人(37.1%増)だった。
ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国では、タイが17万4000人(18.6%増)、シンガポールが14万600人(3.2%増)、マレーシアが10万600人(40.4%増)だった。インドネシアは8万1700人(8.9%増)、フィリピンは11万5600人(6.5%増)、ベトナムは4万3700人(9.1%増)だった。
欧州では、英国が3万4600人(14.1%増)、フランスが2万6000人(25.5%増)、ドイツが2万400人(29.3%増)。イタリアは2万1700人(43.3%増)、スペインは1万3600人(29.5%増)、ロシアは8300人(41.2%増)、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの4カ国で構成する「北欧地域」は1万3300人(25.1%増)だった。
サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートのGCC(湾岸協力理事会)の加盟6カ国にトルコとイスラエルを加えた8カ国で構成する「中東地域」は、1万7400人(38.4%増)だった。
米大陸では米国が27万700人(13.5%増)、カナダは5万7200人(18.5%増)、メキシコは1万7000人(41.4%増)だった。オセアニアでは、豪州が12万1300人(7.8%増)だった。そのほかの国・地域からは13万2600人(16.8%増)が入国した。
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