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スカイマーク、737MAX就航で増便も 普通運賃を最大3000円値上げ=夏ダイヤ

 スカイマーク(SKY/BC、9204)は1月20日、夏ダイヤ(3月29日から10月24日)運航スケジュールと運賃を決定したと発表した。夏ダイヤでは新機材のボーイング737-8(737 MAX 8)を就航させる。また季節運航の福岡-下地島線の運航期間を4カ月強に拡大するほか、中部-那覇線を増便する。一方、普通運賃を最大3000円値上げする。

—記事の概要—
運賃引き上げ
737 MAX受領で増便3路線

運賃引き上げ

夏ダイヤで運賃を引き上げるスカイマーク=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 運賃の値上げは、夏ダイヤ期初の3月29日搭乗分から適用する。断続的な円安と燃料費の高止まりなどコスト上昇によるもので、全24路線で引き上げる。大人普通運賃の値上げ幅は路線により異なり、ゴールデンウイークや夏休み、連休などの「繁忙期」は300円から3000円、それ以外の「通常期」は300円から2000円となる。

 運賃の引き上げは2025年夏ダイヤ以来2期ぶり。現在の冬ダイヤ(3月28日まで)は値上げせず2025年夏ダイヤの同額に据え置いており、2023年冬ダイヤ以降続けていた値上げが一服していた。

 このほか若年層を対象とした「BonvoYoung(ボンボヤング、U25割)」も継続。搭乗日から45日前までの予約時に利用できる新運賃で、満12歳以上25歳以下の利用客に提供する。

737 MAX受領で増便3路線

 期間限定の福岡-下地島線は、6月19日から夏ダイヤ最終日の10月24日まで運航する。同路線は2023年7月1日に就航し、同年は8月31日まで運航。2024年も7月1日から8月31日までの2カ月間、前年(25年)夏ダイヤは6月20日から9月30日まで運航し、今年は運航期間をさらに拡大する。

 このほか、冬ダイヤで1日2往復運航する中部-那覇線を同3往復に増便する。また夏ダイヤ期間中に神戸-札幌(新千歳)、神戸-那覇、札幌-茨城の3路線で増便を計画する。737-8の受領で保有機が増加することに伴うもので、増便日や運航スケジュールは確定後に発表する。

 また神戸での乗り継ぎ便を拡大し、長崎-下地島間と仙台-鹿児島間を新たに設定する。

 スカイマークは737-8の初号機を3月に受領する見通し。737 MAXには新デザインを施し、現行機では垂直尾翼のみにデザインするブランドカラーの「SKY BLUE」は、737 MAXでは青色を機体後方の下部に拡張し、流れるようなデザインを施す。737 MAXの初号機受領後は、今年度(25年度)の機材は737-800が29機と737-8が1機の計30機。2026年度は32機、2027年度から2029年度は33機体制を計画しており、現行機の737-800は順次退役させる(関連記事 [1])。

 夏ダイヤの航空券は、1月27日午前7時に発売する。発売日は同社ウェブサイトへのアクセス過多が想定されることから、接続不具合の防止を目的とした「仮想待合室」を導入する。アクセス集中時に待ち時間の目安を表示し、順番が来たらメールで通知する。導入は同日午前6時55分からで、混雑解消後は通常アクセスに戻る。

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